2019年4月19日、東京・池袋の都道交差点で当時87歳だった飯塚幸三受刑者の運転する乗用車が暴走し、松永真菜さん(当時31)と長女・莉子ちゃん(当時3)の命を奪い、通行人ら9名に重軽傷を負わせました。
事故直後、加害者が「アクセルペダルが戻らなかった」と主張し無罪を主張したことや、逮捕されず任意捜査が続いたことに対し、ネットの反応と真相をめぐって激しい世論の反発が巻き起こりました。しかし、車両の鑑定データからブレーキの踏み込みはなく、アクセルを踏み込み続けた過失が明確に立証され、禁錮5年の実刑判決が確定しました。
収監された加害者の現在は高齢者医療刑務所等で服役を続ける一方、最愛の妻子を奪われた松永拓也さんは「交通事故のない社会」を目指して一般社団法人を立ち上げ、全国で講演活動や法改正の提言を行っています。この事故を機に、高齢ドライバーによる自主的な運転免許証の返納件数が過去最高を記録するなど、社会意識に巨大な地殻変動をもたらしました。