新紙幣への全面移行が進んだ現在、街の決済端末における2000円札の受入実態はどうなっているのでしょうか。流通現場の機器検証データを分析すると、決済インフラごとの対応状況には明確な明暗が分かれています。
飲料自動販売機や駅の切符券売機、コインパーキングの精算機では、2000円札の受入スロット自体が物理的に塞がれているか、システム上で受け付けない設定になっているケースが過半数を占めます。新紙幣対応のために行われた紙幣識別機(ビルバリデータ)の更新時にも、利用頻度の極めて低い2000円札の読み取りアルゴリズムは実装から外される傾向が顕著でした。
一方で、コンビニエンスストアや大手スーパーが導入している最新のセミセルフレジ・フルセルフレジにおいては、マルチ金種対応の識別機が採用されているため、2000円札を問題なく投入して決済できるケースが大半です。ただし、機械からお釣りとして2000円札が払い出される設定にはなっておらず、一度投入された紙幣は店舗側の回収金庫へ直行する運用が一般的です。