実は、英検を主催する日本英語検定協会は、2016年度以降、合格率の公式発表を行っていない。現在ネット上で見かける数値の多くは、それ以前のデータや、大手塾が受験生の自己採点から算出した推計値だ。
現在の合否判定には「英検CSEスコア」という統計的手法が用いられている。これは、各回の問題の難易度に応じてスコアが調整される仕組みだ。そのため、「何問正解すれば合格」という単純な基準は存在しない。しかし、現場の指導者たちの分析によると、一次試験では各技能(リーディング、リスニング、ライティング)でバランスよく7割以上の正答率を確保することが、事実上の合格ラインとされている。