グループ客のテーブルに運ばれてくるやいなや、歓声とスマートフォンのシャッター音が巻き起こる。名物「伝串ピラミッド」の存在感は圧巻だ。中盛り(4段・10本)、大盛り(6段・21本)、新時代盛り(8段・36本)と積み上げられた黄金色の山は、SNS時代のビジュアルショックを見事に体現している。
この圧巻のビジュアルと1本50円の掛け合わせが、日本の伝統的な「せんべろ」文化をまったく新しいステージへと押し上げた。千円札1枚を握りしめて暖簾をくぐれば、生ビール2杯と伝串6本を頼んでもお釣りがくる。懐具合を気にせず仲間と笑い合える場所として、大衆居酒屋の理想形がここにある。