シネコン界隈で「エキスポのIMAXは別格」と語り継がれる最大の理由は、シアター11に導入されている「IMAXレーザー/GTテクノロジー」の存在にあります。全国に普及している一般的な「IMAXレーザー」と何が異なるのか、その技術的背景を理解しておくことで映画の没入感は格段に跳ね上がります。
一般的な劇場に導入されている商用IMAXレーザーは、単一(シングル)の4Kレーザープロジェクターを使用し、アスペクト比「1.90:1」までのワイド画角に対応しています。これに対し、109シネマズ大阪エキスポシティのGT(Grand Theatre)テクノロジーは、特注のデュアル4Kツインレーザープロジェクターを採用。IMAXカメラで撮影されたオリジナルフィルム本来の縦横比である「1.43:1」のフルサイズ画角を完璧に投影可能です。上下に約40%も映像領域が拡張されるため、天地いっぱいに広がるパノラマ視界は、もはや「映画を観る」というより「映像空間の中に放り込まれる」感覚をもたらします。
音響面においても、従来の5.1chや7.1chサラウンドを遥かに凌駕する「12ch次世代サウンドシステム」を完備。天井やサイドに増設された独立スピーカーから放たれる針一本の落下音から地響きのような重低音までが、クリアかつダイナミックに身体を震わせます。クリストファー・ノーラン監督作品やハリウッドの大作SF・アクション映画を鑑賞する際、新幹線や飛行機を使ってでも遠方からファンが詰めかける理由は、この唯一無二の再生環境にあるのです。