100円玉を1枚、投入口へ押し込む。ジャラジャラッと音を立てて落ちてくる25個のガラス玉。これが勝負の始まりだ。ただ無造作にレバーを弾くだけでは、あっという間に玉は底をつく。
狙うべきは、盤面の中央上部に位置するチューリップや高得点の穴。だが、力任せに弾いては狙いがブレる。コツは、レバーを最後まで引き切らず、指先のアタリを一定に保つ「ハーフショット」だ。強すぎず弱すぎない絶妙なストロークを身につければ、玉は計算された曲線を描いて吸い込まれていく。
また、台ごとの「クセ」を見極めるのも重要だ。長年使い込まれた台は、わずかに傾斜や釘の角度が異なる。最初のアタリ玉がどの方向に跳ねるかを観察し、その台に合った力加減に微調整する。100円で何十球も下皿に溢れ出させる爽快感は、一度味わえば病みつきになるはずだ。