「ベアリングがないとすぐに止まってしまうのでは?」という疑問を持つ方は少なくありません。しかし、物理の基本原則である慣性モーメントの最大化と摩擦抵抗の極小化さえ押さえれば、数十秒から1分以上回り続けるハンドスピナーが完成します。
驚くほど長く回すための最大の裏ワザは、つまようじとビーズの接触面を点で支える構造にすることです。軸を通す穴が大きすぎるとブレ(偏心)が生じてエネルギーが逃げ、小さすぎると摩擦でブレーキがかかります。キャップの中心に開けた穴にストローを短く切って埋め込み、その中につまようじを通す「スリーブ構造」にすることで、軸のブレを完全に抑え込むことが可能です。
さらに、つまようじの両端にビーズを固定する際、本体フレームとの間に0.5mmほどの微小な隙間を確保します。接触部分にシリコンスプレーや少量のベビーパウダーを塗布すると、摩擦係数が劇的に低下し、既製品に迫るスムーズな回転を生み出せます。