視野を広げると、現在ではYouTubeのレビュー動画をきっかけに、Amazonなどで1,000円前後の海外製ノーブランド練習パッドが大量に流通している。スタンド付きで2,000円を切る製品すら珍しくない。
それら市販の格安品と100均DIYを直接比較した場合、最大の分水嶺となるのは「剛性」と「重量」だ。100均素材だけで作られたパッドは全体が軽すぎるため、強めに叩くと机の上で勝手に移動してしまう欠点がある。裏面に滑り止めマットを何重にも敷くか、クランプで固定する手間が生じる。
工作にかかる時間、接着剤や工具の購入費を合算すると、コスト面での優位性は紙一重だ。それでも「自分好みの打感にカスタムできる」「素材の組み合わせを実験できる」というクリエイティブなプロセスに価値を見出せるかどうかが、DIYを選ぶかどうかの分かれ道となる。