上野東京ラインの開通から時間が経過し、その真価が再評価されている。特に大手町や丸の内、品川周辺に勤務するIT・金融系の30代パワーカップルにとって、乗り換えなしで都心へアクセスできる環境は何物にも代えがたい。毎朝の通勤ストレスを最小限に抑えたいというニーズが、この地への流入を強力に後押ししている。
駅周辺の路地を歩けば、従来の平屋建て住宅や古いアパートが取り壊され、スタイリッシュな低層分譲マンションへと建て替えられる現場に嫌でも出くわす。かつての「鉄の街」「作業員の街」という泥臭いイメージは過去のものとなり、スマートキーを手に歩く若い世代の姿が、夕暮れの駅前広場に日常の風景として定着した。