ネット上の掲示板やSNSでは、「1.5階建ては特殊な構造だから固定資産税が高くなるのではないか」「ロフトを作ると税務署に2階建てとみなされて増税される」といった噂が飛び交っています。しかし、建築基準法と地方税法のルールを正しく理解すれば、恐れる必要はありません。
固定資産税の評価において決定打となるのは、以下の法的基準です。
- 小屋裏収納(ロフト)の非課税ルール:「天井高が1.4m以下」かつ「直下の階の床面積の1/2未満」であれば、建築基準法上の延床面積に算入されず、固定資産税の課税対象面積からも除外されます。固定式階段の設置可否は自治体によって判断が分かれますが、現在では多くの自治体で固定階段付きの小屋裏収納が認められています。
- 平屋との資産税比較:一般的な総2階建てと比べると、屋根面積と基礎面積の割合が大きいため、建物評価額(再建築価格)はわずかに高くなる傾向があります。しかし、完全な平屋よりは床面積あたりの基礎・屋根比率が低いため、「平屋より安く、総2階建てよりわずかに高い」という水準に落ち着きます。
ハウスメーカーの施工体制や評判に目を向けると、パナソニック ホームズは強固な鉄骨構造を活かした大空間と高精度な全館空調システムで温熱ムラを抑える設計力に定評があります。一方、トヨタホームは独自のスマートハウス技術と強靭な耐震ユニット構造により、大開口の吹き抜けと大容量小屋裏収納を両立するプランで高い満足度を獲得しています。
工務店を選ぶ際は、「過去に1.5階建ての実績が豊富か」「気密測定(C値)を全棟で実施しているか」を必ず確認してください。複雑な屋根形状や取り合い部分の断熱施工には熟練の技術が要求されるため、施工精度の高さが住み心地を決定づけます。